尖閣諸島の国有化などによって反日感情が日に日に高まり続ける中、中国は1931年9月18日に満州事変が発生してから81年目の「国恥記念日」を迎えた。
そんな18日、中国の大手検索サイト「百度(バイドゥ)」のトップページに、尖閣諸島に中国の国旗が立てられたイラストが掲載されている。
日本版トップページには変化なし
中国版の「百度」トップページを開くと、上部のイラストロゴの中心に中国旗を立てた島のイラストが描かれている。このロゴをクリックすると、「釣魚島、中国的!(釣魚島は中国のもの)」と大きく書かれたページにジャンプする。このページには尖閣諸島に中国旗を立てた独自の地図や尖閣諸島関連のニュース、Q&Aなどへのリンクが掲載されている。
ツイッターでは、ロゴが変わっているのを見つけた日本のユーザーが「ちょww国策エンジンwww」「これから日中関係はどうなっちゃうのよw」「もう日本で商売する気ないんだなw」などと反応している。
なお、9月18日13時30分現在、日本版百度のトップページには変化はない。
中国の国民にとって9月18日は、柳条湖で日本軍が南満州鉄道の線路を爆破した「満州事変」が発生した日で、「国恥記念日」とされ各地で愛国イベントが開催されている。2012年は日本の尖閣諸島国有化により、中国内の反日感情がピークを迎えている中での「国恥記念日」となっている。百度のロゴ変更は「国恥記念日」の愛国イベントの一環と思われる。