百貨店襲ってロレックス略奪 中国・反日デモの「実態」に非難噴出

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「もう日本企業関係ない」「ただの強盗じゃ」

   インターネット上で公開された「ロレックス」および「クリスチャン・ディオール」店舗の画像はいずれも平和堂店内のもので、ショーウインドウは粉々になり、そこにあるはずの高級品は見当たらない。デモ隊は「打倒日本人」を声高に叫びながら店を襲ったというが、商品を根こそぎ持っていってしまう悪質な行為には、2ちゃんねるなど日本のネット上でも非難が噴出。「もう日本企業関係ない」「金目のものがほしいから襲ったとしか」「ただの強盗じゃ」と、“なんでもあり”の状態にあきれたとの声が上がっている。

   ただし、この件については中国でも疑問を抱く人が少なくないようで、ウェイボーでは「平和堂を守れ」という書き込みが見られたほか、「国の恥」とする声も多くあがっている。また、インターネット上では、平和堂での盗品を自慢げにネット上で公開した人に対して個人情報特定の動きが出ているという情報もあった。

   とはいえ、反日デモの規模は日に日に膨れ上がり、収束の目途どころか激化の一途をたどっている。日系企業だけでなく、現地の邦人社会にも深刻な影響をもたらしており、日系企業の一部は家族の一時帰国なども検討し始めた。明日9月18日は、満州事変の発端となった1931年の柳条湖事件の日。大規模なデモが呼びかけられており、今後も各所で騒動が広がると予想されている。

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