北朝鮮で故・金正日(キム・ジョンイル)総書記の専属料理人を務めていた藤本健二氏が、北朝鮮側からビザの発給を拒否されていたことがわかった。
2012年7月に金正恩(キム・ジョンウン)第1書記と面会し、再び北朝鮮を訪問するため7日に日本を出国、経由地の北京に滞在していたが、ビザが発給されなかったため、15日に帰国したという。
NHKや朝日新聞などの報道によると、藤本氏は帰国後、羽田空港で、発給されなかった理由について、訪問日程が日本政府の指示により当初の予定から1週間ずれ込んだことに北朝鮮側が不信感を抱いたこと、日本政府からの親書を預かっていなかったこと、などを挙げた。