「なんで利便性を殺すことしかしないの?」
もっとも、iPadなどのタブレット端末でも、違法なやり方をしないで、テレビ録画を見る方法はある。それは、ポケットサーバーやチューナーなどを別に買ってiPadにつなげるものだ。
ただ、コピーガード解除用ソフトを使ったときのように、端末を持ち歩くだけで、気軽にテレビ録画を楽しむことはできない。テレビ録画を見られるアプリもあったが、そばにパソコンがないとできないようになっていた。
いわば、改正著作権法は、テレビ録画などをタブレット端末で自由に楽しむのを阻害しているわけだ。ニコニコニュースによると、津田大介さんも前出の番組内で「別に他人にばらまくわけじゃなくて、自分の便利なiPadで見るための楽しみまで否定される」と指摘していた。
改正は、業界からの圧力による勇み足だったともいい、コピーガード解除もいつかは刑事罰化されるとみられている。それだけに、ネット上でも、「なんでこの国利便性を殺すようなことしかしないの?」「時代と逆行して何になるんだ」「営利を優先し規制に走るサービスは衰退するのみ・・・」と不満の声が相次いでいる。