大阪市の橋下徹市長は2012年9月12日朝の囲み取材で、松下忠洋金融・郵政民営化相の死去にともなって行われる衆院鹿児島3区の補欠選挙(10月28日投開票)について、候補者擁立に否定的な考えを示した。
橋下市長は、
「僕ひとりで決めるような組織ではないので、幹部会議を開くが、僕の意見はそういうことはやるべきではない」
と述べた。
松井府知事は擁立に前向き
その上で、
「『まだやるべきことが見えない』ということを散々言われている中で、維新八策についても固めきっていない、しっかりそれが皆さんに伝わっていない中で、選挙に乗り出すというのは、選挙屋として見られるのは間違いない。今、府議会、市議会がある訳だし、そういうところにエネルギーを注ぐべきではないと僕は思っている」
と、補選での擁立は時期尚早だとの見方を示した。
一方、大阪維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は、
「戦う姿勢は示さないといけない」
と擁立に前向きで、橋下市長との温度差が浮き彫りになっている。