シャープは2012年9月11日、従業員の給与・賞与を減額する経営改善対策を行うと発表、労働組合に申し入れた。
12年4月から管理職の給与を5%、5月から一般社員の給与を2%減額していたが、12年10月から13年9月まで、管理職10%減、一般社員7%減(諸手当含む)とする。12年12月、13年6月の賞与は、12年6月賞与から管理職、一般社員ともに半減とするほか、時間外等の手当割増率の法定基準までの引き下げ、出張関連手当の引き下げ、福利厚生制度の休止などの対策を取る。今回の対策で13年3月期において約140億円の固定費削減が見込まれる。
シャープは深刻な業績悪化で人件費の削減に取り組んでおり、12年8月には希望退職の募集を発表していた。