維新の会、公明党と急接近 「大阪の事情」で 9選挙区で擁立見送り?

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身内からも選挙協力は「大阪の事情」との指摘

   一方の維新の会の側の狙いについては、松井幹事長が9月5日の定例会見で説明している。大阪市議会で維新の会が過半数の議席を獲得できていないことを念頭に、

「府市の今の議席配分を見れば、やはり公明党さんとはローカルパーティーとしてはちょっと争いたくない、争うことで大阪の都構想というものに対してより時間がかかるようなことになることは、我々は避けたい」

と述べた。あくまで大阪都構想を実現させるために公明党と協力する、との立場だ。

   だが、この方針には、いわば「身内」からも疑問の声があがっている。例えば大阪府市統合本部特別顧問の古賀茂明氏は、9月11日朝放送のTBS「朝ズバッ!」の中で、

「これは大阪の事情。これは難しいところで、国政選挙で選挙協力をする。(その場合)国政の政策では公明党とはかなりの違いがある。競争中心の維新の会と、どちらかと言えば大きな政府でみんなを守りましょうという公明党は、政策が相当違う。ここで選挙協力をやるのは国民から見ると非常にわかりにくい」

と述べている。国政政党としての維新の会の狙いが焦点になりそうだ。

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