活動の場を広げた先輩も
大学の近況に詳しいジャーナリストに話を聞くと、理系の学科では最近、女性による「広報」活動に力を入れているという。理系というと堅苦しいイメージが付きまとい、世間から隔絶しがちだ。そこで広報担当者には大木さんのように、見た目のいい女性を起用し、テレビや雑誌のインタビューなどに登場させる。その学科や学部についての注目度が高まり、予算獲得でもプラスに働く可能性があるという。
例えば、現在サイエンスライターとして活躍中の内田麻理香さんもその一人。東京大学工学部大学院工学系研究科の広報室特任教員だったころは多くのメディアに露出していた。大木さんもやがて、フリーとなって活躍する日がくるのかもしれないと見る向きもあるようだ。