尖閣や竹島以外にも「領土問題」で懸念 沖ノ鳥島へ攻勢、離島の土地にも中韓が触手

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神社の絵馬に「対馬も韓国の領土」

   さらに中韓は別の方法でも「プレッシャー」をかけてきているようだ。

   韓国からわずか50キロの位置にある長崎県・対馬。2002年にビザなし渡航が実現すると、韓国からの観光客が急増した。2012年も訪問者数は順調に伸びており、年間16万人に達するとの話もある。島の人口約3万5000人を大きく上回る数だ。

   ある報道番組では、韓国人の対馬観光の様子を紹介していた。日韓両国で竹島をめぐる対立が続くなか、地元の神社に掲げられた絵馬数枚には「独島(竹島の韓国側の呼称)はわが領土、対馬も韓国の領土」と書かれていた。また韓国のソウル新聞は、同国東部の慶尚北道の議会が8月26日、対馬を韓国領として領有権を主張する議案を提出したと伝えた。古地図などを持ちだして「もともとは私たちの土地だった」と強調したという。道議会を通過すれば国会にも議案を出すと鼻息も荒い。自治体から国レベルへと話が進めば、日本側も今後看過できない事態になりかねない。

   中国は、日本全国各地の土地を買い集めていると「週刊ポスト」が6月29日号で特集した。地理的に中国に近い長崎県・五島列島で中国資本が島の開発計画を提案したり、航空自衛隊の基地の隣接地をめぐって売買交渉したりしていたという。沖永良部島(鹿児島県)や石垣島(沖縄県)といった離島でも、山林やマンションを中国人が買った、あるいは買おうとしていた実態が描かれていた。単純に購入するだけで「中国領」になるはずもないが、日本のあちこちの土地を中国人が購入しているのは事実のようだ。

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