大阪市の橋下徹市長は2012年9月10日夜、自らが率いる日本維新の会が行った公開討論会に対して「出来レース」「予定調和」といった批判が出ていることについて、ツイッター上で反論を展開した。
「エンターテイメント性なんて付与性しないよ」
橋下市長は、討論会の位置づけについて
「ここで発言したことは全てオープンにして、各メンバーが何をしゃべったかをしっかり記録する。後でこのときの発言と別の政治行動をとればきちんと責任追及する。それがメディアの責任でしょ」
と説明。「面白くなかった」との批判には、
「こちらは内部で話すような政策協議を全てオープンにしただけ。内部の会議にいちいちエンターテイメント性なんて付与性しないよ」
と反論した。また、発言内容が記録されることの意味について、
「これでメンバーは縛られる。これが政治グループの重要なガバナンスの方法だ。たくさんの人がコメントを出していましたが、夏野さんだけが正解でした」
とコメント。橋下市長は、9月11日朝の囲み取材でも、同様の見解を述べた。
なお、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授の夏野剛氏は、公開討論会について
「いろいろ批判されてるけど、組織マネジメントとしてうまい。これで現役議員七人は維新八策のどの一つも否定できない。国会でもすべて強力に推進するしかない立場になった」
とツイートしていた。