大統領府、「対日姿勢のブレ」批判おそれて反論?
ただし、韓国側では、この会合の内容を否定する報道が相次いでいる。
例えば、複数の韓国メディアによると、「慰安婦問題について法的解決にこだわらない姿勢」という部分については、大統領府が9月9日、「事実ではない」と釈明している。
さらに朝鮮日報は、9月10日に、会合に出席した複数の有識者の声を引用する形で、
「会合の際、天皇の謝罪についての話はほとんどなく、考えを変えたとか変えないといった話題もなかった。むしろ李大統領は『(天皇の謝罪を求めた発言の際)記者はいないと思っていた』と語った」
と報じている。
実は、今回の会合をめぐっては、韓国メディアから批判の声があがっている。例えば、左派のハンギョレ新聞は、
「ネチズンは、大統領の発言に一貫性がないと批判している」
と指摘し、韓国日報は、
「一部では、李大統領の天皇の謝罪要求発言は、『外交的問題を考慮せずに、即興で出てきたものだ』いう批判が起こっている」
と報じている。李大統領の発言のブレを批判している形だ。