「社員を減らしてでも、パートのモチベーションを高めていく」
その一方で、優秀なパート人材を確保するため、給与制度を改めるほか、生鮮品の加工などで高い技能を持つ人を厚遇。さらに、店長などの管理職に登用する仕組みも設ける。
セブン&アイHDは、「希望すれば正社員として採用する用意はあるが、基本的にはパートのまま店長に就いてもらうことを考えている。社員を減らしてでも、パートのモチベーションを高めていく」と話し、それによりスーパー事業の収益性を上げる。
イトーヨーカ堂の2011年度の営業利益は、東日本大震災後の特需を追い風に105億円と前年度の5倍近くに増加した。ところが、12年度3~5月期の営業利益は前年同期比57%減の23億円と、再び苦戦を強いられている。