グループ内の他社への転籍や新卒採用の抑制実施
正社員の削減は、グループ内の他社への転籍や新卒採用の抑制によって実現する。希望退職は実施しない。同社では毎年春先に、イトーヨーカ堂の社内でセブン‐イレブンの店舗オーナーの希望者を募っていて、こうした制度も活用する。12年は約200人が応募し、これから研修などを経て転籍や再就職する。
セブン‐イレブンは2012年5月に秋田県に出店。9月9日には、四国に出店することを発表した。出店のない「空白地」は青森、鳥取、沖縄の3県だけになり、今後も出店攻勢をかけていく。小売り業務に精通したヨーカ堂の社員を、今後はセブン‐イレブンのオーナー店の経営指導員や、直営店やフランチャイズ加盟店の店長に据えることで人材を確保する。
またグループの百貨店、そごう・西武でもヨーカ堂社員を受け入れ、店頭での接客やPB商品の開発などにも活用する。