大阪市の橋下徹市長は2012年9月7日朝の囲み取材で、近く「大阪維新の会」を母体に発足させる国政政党について、改めて党首選を行う必要があるとの考えを示した。
首相公選制についての考えを問われた橋下市長は、
「政党の代表と(首相という)国政を直接マネジメントする立場とは若干違いがあると思うが、首相公選制で公開討論をしないといけないと言っておきながら、維新の会の代表を選ぶやりかたはどうなんだ、という批判については、これから応えていかなければならない」
と、党首選びのあり方について言及。その上で、
「国政政党ということになると、大阪府民、大阪市民から直接選ばれた僕が、国全体の政治に関与するような政治グループの代表に、そのまま横滑りという訳にはいかないのではないか」
と述べ、公開討論などのオープンな手続きで改めて党首選を行う考えを示した。維新の会は、国政政党の党首に橋下氏、幹事長に松井一郎大阪府知事(維新の会幹事長)をあてる方針だが、橋下氏は、この体制を「会社法で言う準備会社みたいなもの」と表現。あくまでも一時的な体制だと強調した。