被災どうぶつフォスターハウスは、主に福島の原発避難区域に残された犬・猫への、飼い主の依頼による給餌・保護・一時預かり・里親さがしを連携して総合的に行うボランティアグループです。福島での給餌・保護活動と、東京都内での一時預かりシェルターとお見合用サロンの二つの活動拠点があります。
被災どうぶつフォスターハウスさんからのメッセージ
シェルターから1匹でも多くのどうぶつを一般家庭へ。餌も水もなく誰もいない避難区域から新しい家族のもとへ。そのために現地での給餌・保護活動、搬送、一時預かり、シェルター、里親さがしのためのサロンまでを、多くのボランティアと連携して行っています。
震災から一年半近くたっても時が止まったように変わらない場所があります。
福島県では原発事故の影響で、他の被災地よりも復旧が遅れています。 未だに仮設住宅や借り上げ住居でペット不可の避難生活では、飼っていた犬や猫と一緒に生活できず、やむを得ず県や民間のシェルターに預けたり、全村避難で誰も住まなくなった家に置いて餌だけ与えに数日に一度帰る、そんな生活が、もう一年半近くも続いています。
私たちはそのような地域の住民の方からの依頼で、帰れない自宅の犬猫への給餌や保護、爆発的な繁殖を防ぐための不妊去勢手術、里親さがしを、多くのボランティアと連携して行っています。
一年半、飼い主ともめったに会えず、一日の大半をせまいケージの中で周囲を知らない犬に囲まれて過ごすシェルターの犬たち。
食事は一日一回、全頭が散歩に行けるのは、ボランティアがたくさん来たときだけ。 そんな環境で一年以上がんばってきた子たちもいます。
シェルターのスタッフは一生懸命お世話していますが、圧倒的にボランティアの数が足りないのです。
本当は飼い主と元のように暮らせるのが一番幸せなのでしょうけれど、もう避難生活に疲れてしまったり、先の見通しがなかったり、ストレスで体調を崩したり、仕事がなくなったり…様々な理由で、泣く泣く手放す決心をされた方もいらっしゃいます。
その子たちはまたシェルターに行くのでしょうか?
いいえ、シェルターはどこも、もういっぱいなのです。
だから、新しい家族を見つけるために、福島から東京に連れてきて、一般家庭に限りなく近い環境のシェルターや一時預かりボランティアの元で新しい環境に慣れながら、里親を待つ、そんな場所を作りました。
都内に里親さがしのためのサロンをオープンします(9月10日Open予定)。
サロンのオープンはまだですが、すでに里親募集中のわんにゃんはこちらに来ています。 駆虫やワクチンや不妊手術や血液検査などの健康チェックをすませ、感染症などがないことが確認できてからのお見合い解禁となります。
D-9の必要物資には、福島(特に飯舘村・葛尾村)で給餌・保護活動をするための物資と、シェルターやサロンで使う「都会のペットになるための物資」と、二種類が掲載されています。
今までリードでお散歩したことがない わんこ、
ペットシーツでおしっこしたことがない わんこ、
ドッグフードを食べたことがない わんこ、
シャンプーしたことがない わんこ、
今まで猫砂でトイレをしたことがない にゃんこ、
室内で生活したことがない にゃんこ、
首輪をしたことがない にゃんこ、
好きなところでツメといじゃってた にゃんこ、
そういう子たちに、ケージやキャリーに慣れさせたり、最低限のしつけをしたり、市販のドッグフード・キャットフードを食べさせたり、広大な土地、大自然の中での外飼いが多い「緑豊かな里山の飼い方」から完全室内飼いの「住宅密集地の飼い方」へ、ルールも覚えてもらい、里親にもらわれやすくなるように人慣れしてもらったり、というためのグッズなども掲載しているので、ちょっと贅沢に感じるものもあるかもしれませんが、保護してきた子たちにはかなりの医療費がかかるため、購入しなければならないものはひととおり掲載させていただきました。
どうぞご理解の上、ご賛同いただけるものをご支援いただければと思います。
シェルターから1匹でも多くのどうぶつを一般家庭へ。
餌も水もなく誰もいない避難区域から新しい家族のもとへ。
そのために現地での給餌・保護活動、搬送、一時預かり、シェルター、里親さがしのためのサロンまでを、多くのボランティアと連携して行っています。
応援よろしくお願いします。
そしてサロンがOpenしたら遊びにいらしてください。
そしてそして!そこで新しい家族との出会いがあったら、とても嬉しく思います。
くわしくは「被災どうぶつフォスターハウス」サロンのブログをごらんください。
ただいま公式サイト準備中です。
ふんばろう東日本支援プロジェクト・動物班
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