「ごめんなさい。美優紀さんや彩さんみたいになれなくて」
城さんは2011年5月、12歳の時に、第2期生としてNMB48に加入した。オーディションの模様を放送していたテレビ番組「スター姫さがし太郎」(テレビ東京系、放送終了)では、1期生との初対面やファンに2期生を初お披露目する際も先陣を切ってあいさつする様子が放送された。当初から2期生の中心メンバーだったようだ。
そして11年7月、加入からわずか2か月で、埼玉・西武ドームで行われたAKB48のコンサートで「ロマンスかくれんぼ」という曲をソロで披露した。12年1月のチームM発足会見では、「前田敦子さんみたいなセンターを目指す」と宣言するなど、運営から期待され、本人のやる気も十分だったように見えた。
しかし6月頃から、Google+に「全然ダンスも出来ない、歌も下手くそ、可愛くもない。自分に自信がないです」「もう、正直どうしたらいいのか分からないです。でも私も皆さんに認めてもらえるようになりたいです」「アカン。電車で泣いてる」「家に帰りたい」などと投稿したり、真っ赤な目をした写真を投稿したりと、不安定さが垣間見えるようになってきた。また、日付が変わるくらいの時間に「今から帰る」と投稿したり、「おやすみ」と「おはよう」の投稿間隔が3時間ほどしかない日があったりと、多忙すぎる日々を送っていたことがうかがえた。
そして8月31日、Google+に「何で私がチームMのセンターなのだろうか?(削除済み)」「ごめんなさい。(渡辺)美優紀さんや(山本)彩さんみたいになれなくて」と立て続けに投稿。ファンが心配の声を上げていた矢先の卒業発表だった。
城さんの卒業はNMB48メンバーだけでなく、AKB48、SKE48のメンバーにも衝撃を与えた。AKBの北原里英さんは「城ちゃん…?!」、岩田華怜さんは「ちょ、じょー卒業ッてホンマ!?」、SKEの木本花音さんは「今回、卒業ってことにすごい驚きが隠せないし これから、もっともっと仲良くなりたいなって思ってたから寂しいです」とGoogle+で投稿している。