内戦状態のシリア北部アレッポでジャーナリストの山本美香さんが銃撃を受け死亡した事件について、反体制武装組織「自由シリア軍」の「タウヒード旅団」は2012年9月1日までに、拘束した政府軍兵士が銃撃への関与を告白する映像を動画サイト「YouTube」上に公開した。
約50秒の映像では「政府軍第170部隊のウィサム・マフムード」と名乗る男が、「(政府軍が)アレッポでジャーナリストらを殺害して自由シリア軍の仕業に仕立てようということになり、ジャーナリストを狙った」との内容を語り、報道関係者を意図的に狙ったことを明かした。
ただ、映像のタイトルには「山本さんの殺害に関与」などと書かれているものの、映像では山本さんについて言及されておらず、また、告白は拘束下で行われていることからも、真偽は不明だ。