「マルちゃん正麺」大人気 インスタント「袋めん」復活?

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「生麺」本来の食感を追求した麺

   こだわりは麺にある。「従来のインスタント袋めんとは違い、夕食などにも対応できる新しい本格的な麺の開発が必要と考えた」(東洋水産)という。

   醤油と塩には中太麺、味噌には太麺、豚骨には細麺と、それぞれのスープの味に応じて麺の太さを変えた。

   また打ち立ての生麺のような、なめらかでコシのある食感を追求。これまでの袋めんは、主に生麺を蒸し上げて、そこから油で揚げて短時間で乾燥させたフライ麺と、揚げずに乾燥させたノンフライ麺の2つの製法でつくられたが、「マルちゃん正麺」は蒸しの工程がなく、生麺をほぐして円形にかたどって乾燥させている。

   生麺をそのまま乾燥させることで長期間の保存を可能にする一方で、「生麺」のような食感を残した。同社では「生麺うまいまま製法」として特許を出願中だ。

   ネットの掲示板やツイッターなどでは、俳優の役所広司さんが「マルちゃん正麺」をすするテレビCMも話題になり、「ウソだと思ったら食べてください」というCMを見て、「試しに食べてみたら、ホントにおいしかった」、「麺がいい」などの声が寄せられている。

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