飯舘村に狂犬病予防注射ボランティアがやって来た【福島発】

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残暑きびしい毎日、みなさんいかがおすごしですか?

こんにちは、動物班の堀野です。


動物班の保護主宅に登録されている「D-6 福島県・飯舘村 佐須地区《動物見守り隊》応援団」のある飯舘村で、8月初旬に狂犬病予防注射の無料集団接種が行われました。


個人有志のボランティア「ちーむぼんぼん」さん主催で、本間獣医科医院さんから獣医師1名、アシスタント1名が来てくださり、90頭近くの犬の狂犬病注射をしてくださいました。

先生方は注射後のショックやアレルギー症状にも対応できるよう福島県内に一泊して備えてくださいました。

私もお手伝いに参加させていただいたのですが、総勢20名ほどのボランティアの方が県内外から集まり、受付から、連れてこれない飼い主さんのための送迎、書類整理や支援物資の配布などを行いました。


その場で「フィラリアが不安なので検査をしてもらえないか」とか「実は不妊去勢手術を考えているのだけれど…」などの相談もあり、村に動物病院がない避難地域のペット事情の大変さを痛感しました。

たくさんの犬と飼い主さんたちと会えてお話でき、嬉しかったです。

大変な避難生活の中でも、こうやって注射に来てくれたのを見て、都会とは違う飼い方だけど、やっぱりかわいがられてるんだなぁ、みなさんいろいろ事情がおありなんだなぁ…と、感激するとともに、この状況、いったいいつまで続くのだろう?と、考えさせられました。

飯舘村はまだ全村避難のまま、1年半たってやっと計画的避難区域から年間被ばく放射線量が50ミリシーベルト超で長期間戻れる見込みがなく、立ち入りを制限する「帰還困難区域」と、立ち入りはできる「居住制限区域」「避難指示解除準備区域」の三つに再編されました。


まだまだ除染やインフラ整備もこれからです。

犬や猫たちは、まだしばらくは避難生活をおくる飼い主さんと離れて誰もいない家を守りながら村で待っていなければなりません。

毎日は通えない飼い主さんの代わりに、給餌にまわっているボランティアさんや見守り隊がいてつないでいる命です。

その方達にフード提供など、協力いただければありがたいです。


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どうそみなさまの温かいご支援を、引き続きよろしくお願いいたします。

(ふんばろう東日本支援プロジェクト・動物班)



ふんばろう東日本支援プロジェクト・動物班

■ふんばろう東日本・動物班
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