NTTドコモは2012年8月29日、8月13~15日にかけて発生した国際通話のローミングサービスでの通信障害に関する調査結果を発表した。
今回の障害は、NTTコミュニケーションズが管理する国際ローミングで使われるネットワークで大量のトラフィックが発生する「ふくそう」によるもの。調査により、ネットワーク内の通信設備に設計上の問題があり、トラフィックの疎通が偏って本来の処理能力が発揮されなかったためとした。海外旅行シーズンで通信量が増大したことも、トラブルに拍車をかけたようだ。
ドコモでは今後、設備の増強などで改善を図り、再発を防止するとしている。