韓国の主要紙「東亜日報」日本語電子版は2012年8月30日、「国民の生活が第一」の小沢一郎代表が、民主党に在籍していた2009年12月に韓国を訪問して李明博大統領と会談した際に、自身が首相となれば竹島の領有権を放棄すると発言していたと伝えた。小沢氏と李大統領の会談にかかわった外交筋の話としている。
それによると小沢氏は、日韓関係改善のために竹島問題の解決を最優先させる必要性に触れ、そのためには竹島の領有権について韓国側の主張を日本が認めなければならないとして、自身が「首相になればそうする」と話したという。
しかし小沢氏は8月30日、東亜日報の報道を全面的に否定。自身がこれまでにも記者会見などで尖閣諸島や竹島はわが国固有の領土だと何度も話している点を強調したと、複数のメディアが伝えた。