スマホ訴訟の痛手大きくサムスン急落 注目される東京地裁の判決

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アップルとグーグルの代理戦争

   とはいえ、サムスンが不利な状況に変わりはない。アップルとサムスンのスマホをめぐる特許訴訟は、日本でも東京地裁で、サムスンがアップルの「iPhone4」の販売差し止めを訴えた裁判の判決が、8月31日に下る予定だ。

   ソウル地裁の判決でもサムスンの特許侵害を一部認めており、東京地裁での判決に注目が集まっている。

   サムスンは、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を携帯端末に採用しており、今回の訴訟はアップルとグーグルの代理戦争ともいわれる。アップルの勝訴が確定すれば、世界のスマホ市場で約7割を占めるグーグル陣営にとって大きな打撃となる恐れがある。「アンドロイド」を搭載したモバイル端末がデザインの変更を余儀なくされ可能性があるからだ。

   ちなみに、8月27日のニューヨーク株式市場でのグーグル株は前週末に比べて1.4%安で取引を終えた。

   日本でも東京地裁の判決しだいでは、サムスン製の「ギャラクシー」シリーズなどを販売しているNTTドコモや、「アンドロイド」搭載のモバイル端末を製造しているシャープやソニーなどのメーカーの株価にも響きそうだ。

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