スタッフが「立ち入り禁止」場所に立ち入る? 日テレ24時間テレビを縄文杉ガイドが批判

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環境省が指導も、マナー違反止まり

   しかし、鹿児島県などの関係機関でつくる山岳部利用対策協議会などで、登山道以外には立ち入らないとするマナーを定め、マナーガイドを作るなどしてPRしている。縄文杉の周囲にも、立ち入り禁止の注意書きを掲示している。

「土が踏み固められて土壌に水が浸透しにくくなり、植生に影響を与えることになるからです。ですから、縄文杉も植生保護用デッキなどから見学してもらっています」

   テレビ局の撮影については、カメラなどの機材を置くための土台といった工作物を作る場合には、自然公園法上、許可が必要になる。

   九州地方環境事務所によると、日本テレビからは2012年6月上旬に、土台は作らないものの縄文杉周辺で撮影したいと申し出があった。日テレ側はテントも設営したいとし、事務所では、避難小屋などが使えないなら、その周辺でのテント設置は認めた。

   ところが、放送が近づいた8月20日過ぎになって、テントが離れすぎた場所にあるのが見つかり、日テレ側を一度指導した。それ以外については、特につかんでいないといい、ブログの内容については、今後現地に確認したいとしている。

   ブログを書いた大久保昭二さんが指摘した立ち入り禁止場所のキャンプとは、環境省から指導されていたことを指すのか。また、登山道以外で撮影していたというのは本当なのか。

   日テレの総合広報部に取材すると、「担当者が席を外しており、お答えできるか明言しかねます」との返事しか返ってこなかった。

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