日韓関係ギクシャクでも韓国観光ブームに変化無し?

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キャンセル情報なし 「大きな変化はないですね」

   一方、JNTOによると、2012年7月の訪日外国人客数は84万5300人で、前年同月に比べて50.5%増えた。中国をはじめ、台湾やタイ、ベトナム、インドネシアといったアジアからの訪日が増えている。中国は単月ベースで過去最高を更新したほど。ただ、東日本大震災前の10年7月と比べると、韓国や欧州からの訪日客が回復しないため、3.8%減っている。

   日本を訪れた韓国人は、7月は18万9700人。前年同月に比べて35.4%増えたが、10年7月と比べると19.6%減っている。JNTOは、韓国からの観光客が回復しないのは「原発事故による放射能汚染への懸念が大きい」という。円高の長期化で、日本への旅費の割高感もある。

   JNTOは「8月(の統計)はまだですが、竹島問題によって、韓国からのキャンセルが相次いでいるとの情報はありませんし、大きな変化はないですね」という。

   とはいえ、日本国内での「反韓感情」が高まりで、韓国観光公社の東京支社に訪日韓国人観光客の安全を脅かす電話やファクスが届いているとの情報もある。

   韓国政府が7月に福島県への渡航制限を緩和した矢先だけに、韓国人観光客の安全確保を理由に再び渡航制限を強化するようなことになれば、韓国のみならず、尖閣問題で揺れる中国や台湾などを含めた訪日外国人観光客の減少も予想される。

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