尖閣諸島は「そもそも、解決すべき領有権の争いが存在しない」
親書を送り返して来た問題については、
「外交慣例上あり得ない行為で、大変遺憾に思う」
と改めて不快を示す一方、親書を返却しにきた韓国の外交官を外務省の敷地に入れなかったことについて「同じ土俵に上がってしまっている」という指摘が出ていることについて、
「一貫して冷静な対応をしており、礼を失することをやっているつもりはない。いちいち、私が申し上げることではないと思う。いずれにしても、我が方から送るべきメッセージが伝わってはいると思う」
と、対応に問題ないとの考えを示した。
また、尖閣諸島については、
「そもそも、解決すべき領有権の争いが存在しないという点が(竹島問題との)大きな違い」
と従来の日本側の主張を繰り返し、香港人の活動家らが不法上陸した際、海上保安庁が撮影したビデオについては、
「今後の領海警備に支障が生じない範囲で公開することにする」
と明言した。