ファンに対する精一杯の愛情メッセージ?
実は「KARA」、韓流スターの中で珍しく親日なのではないか、などと一部では受け止められていた。日本の食事やファッションなどを褒めるものだから、韓国ではネットで「KARAは親日だ!」とバッシングが起こった。子供の頃に海外で生活していたメンバーもいて、韓国の反日教育の影響は少ない、と思っているファンもいる。
そのため、日本では今回の竹島問題についての「沈黙」も、ファンに対する精一杯の愛情メッセージであり、「胸が苦しくなり涙が流れた」などと感想を述べるファンもいる。そのためかネットでは、
「もういいから早く日本に戻って来い!みんなが待ってるぞ」
「KARAだけは守ってやらなければ。仮にこれから反日発言しても、それは身を守るためだ」
などといった意見もネットの掲示板やブログに出ている。
ただし批判的な見方は多い。過去には、韓流グループの「少女時代」が歌う「独島はわが領土」のVTRがあったこと、女優のキム・テヒさんが海外で反日活動をしていたと話題になり、CM降板を要求する団体が抗議し、逮捕者が出る騒ぎも起こった。そのため、今回の「沈黙」は日本のファンへの愛情メッセージではなく、グループを守るための危機管理であり、日本のマーケットを失わないことが狙いだとし、
「まだ日本で金を稼ぎたいとしたら、迂闊なことは言えんわな」
「日本で得る金か、祖国か、天秤にかける女に可哀想とかバカ?これだから日本人はあんなバカン国に脅されるんだよ」
といったものも出ている。
「KARA」は日本を中心とした海外活動を続けていたが、12年8月末に5枚目のミニアルバムをリリースして韓国の芸能界に1年ぶりに復帰し、暫くは韓国内での活動に専念する。