韓国非難決議に社民、共産、大地が反対 相手を利することにならないか

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   韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が竹島(韓国名・独島)への上陸を強行した上、天皇陛下の訪韓をめぐって謝罪を要求したことをめぐり、衆議院は2012年8月24日午後、抗議決議案を賛成多数で採択した。

   決議案は民主、自民、みんなの党が共同で提出し、公明党と「国民の生活が第一」が賛成したものの、全会一致ではなかった。与野党から政府に対する「弱腰批判」が強まる中、反対した政党の理屈はいったい何なのか。

「不法占拠を韓国が一刻も早く停止することを強く求める」

   竹島について決議案は、

「不法占拠を韓国が一刻も早く停止することを強く求める」

   一方、李大統領の謝罪要求については、

「友好国の国家元首が天皇陛下に対して行う発言として極めて非礼な発言であり、決して容認できないものであり、発言の撤回を求める」

とした。また、

「わが国は、韓国を重要な隣国として認識していることは変わらず、韓国国民と親密な友誼(ゆうぎ)を結んでいくことができると引き続き信じている」

と、韓国との外交関係の重要性も強調している。

   なお、尖閣諸島に香港の活動家らが不法上陸したことについて抗議する決議案も、同様に賛成多数で採択されている。竹島をめぐる国会決議が採択されたのは1953年以来59年ぶりで、尖閣諸島についての決議は初めて。

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