「バラエティーが減ったのはむしろ喜ばしい」
佐々木さんは秋田県在住だった06年、青年漫画雑誌「週刊ヤングジャンプ」の素人美少女発見企画「ギャルコンJAPAN」、女性ファッション誌「PINKY」の「第2回プリンセスPINKYオーディション」でグランプリを受賞し、芸能事務所「トップコート」所属となり上京した。以来モデル業やCM、バラエティー番組出演をこなし、08年には映画「ハンサム★スーツ」で女優デビューも果たした。09年から放送されているロッテのガム「Fit's」のCMで披露したダンスが話題になり、自身のファッションブランド立ち上げ、歌手デビュー、米国の映画情報サイトの「最も美しい顔100人」に日本人で唯一選出されるなど、デビュー以来話題に事欠かなかった。
それだけに、今回のレギュラー番組終了は順風満帆だった芸能生活に急ブレーキがかかったという印象を受ける。
芸能評論家の肥留間正明さんは、「『かわいい』『美人』が売りで来ていたから、飽きが来てしまったのだろう」と話す。佐々木さんは幅広く仕事をしていたが、一つ一つがあまり印象深くなく、何が本業なのだろうと思ってしまう。しかしロッテや花王、サントリーなど名立たる企業とのCM契約は続いており、バラエティー番組出演が減っても本人にとっては痛くもかゆくもないのではと言う。モデル業にしろ女優業にしろ、本籍地を決めて自分を安売りせずにしっかり磨いていく転換期に入ったのだろう、そういう意味ではむしろバラエティー番組出演が減ったのは喜ばしいと見ている。まずは現在の唯一のレギュラー番組「弾丸トラベラー」に腰を据えてじっくりやるべきだと話していた。