尖閣諸島の表現は大きく変化せず
竹島をめぐっては、産経新聞のみが独自の枕詞を用いており、李大統領の上陸前も
「日本固有の領土である竹島(韓国名・独島)」
「日本固有の領土で韓国が不法占拠している竹島(韓国名・独島)」
などと表現。それが、上陸強行後は
「日韓両国が領有権を主張し韓国が実効支配する島根県の竹島(韓国名・独島)」
「日本固有の領土で韓国が不法占拠している島根県の竹島(韓国名・独島)」
と、やはり「島根県」の表現が加わっている。
こうした日本の大手メディアの表記変更については韓国側でも気づいており、聯合ニュースは、
「独島が島根県にある日本の領土ということを強調する狙いがあるとみられる」
と論評している。
なお、尖閣諸島については、香港の活動家が不法上陸する前から、各社は「沖縄の尖閣諸島」という表現を使っている。「尖閣諸島をめぐって解決しなければならない領有権の問題は、そもそも存在しない」とする政府見解が背景にあるようだ。