長島首相補佐官「最後の手段で上陸させた」 尖閣事件「けが人出さない」が優先だった?

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石破氏「一体これは何を意図したもので、誰の判断によるものなのか」」

   この点が、12年8月19日放送の「新報道2001」(フジテレビ)でも議論になった。自民党の石破茂元防衛相は、

「『とにかく上陸させる』ということが、まずある。我が国の主権を侵して不法入国させるということが前提にあるとすれば、一体これは何を意図したもので、誰の判断によるものなのか」

と、政府の対応を批判。それに対して、長島氏は、

「第一義的には領海に入れさせない、上陸させない。そういう努力を海上保安庁は、ずっとしてきた」 と原則論を口にする一方、 「しかし最後、風もすごくあって波も高くて、これ以上『ぎしぎし』やっていくと、どちらもけが人が出る。あるいは船が転覆する恐れもある。そういうことで、最後の手段で(抗議船を巡視船で挟み撃ちする形で、抗議船の進路を)しぼっていって、やむを得ず上陸させてしまった」
などと説明。上陸はけがを避けるためのやむを得ない措置だったと主張した。実際、今回の事件では、抗議船から巡視船に対してレンガが投げつけられたりはしたものの、活動家、海上保安庁双方に、けが人は出ていない。その上で、長島氏は

「『元々シナリオがあって上陸させた』という言い方は、少し言い過ぎ」

とも反論している。

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