「天皇は謝罪せよ」発言は「どうせ人気とり」 李大統領に対し韓国内から冷ややかな声

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「4年間嘘ばかり」「ネズミが吠えた?」

   竹島上陸に続いて、歴代の大統領が見送ってきた天皇陛下への直接の謝罪要求。相次ぐ対日強硬路線は韓国で全面的に受け入れられているかと思われたが、必ずしもそうではない。情報番組でインタビューされていたソウル市民のなかには、「やりすぎ」「任期終了間際で何をやっているんだ」と批判的な意見や、明らかに人気とりだとして「笑っちゃう」という人まで現れた。

   インターネット上の反応も、反日一辺倒とは言いがたい。ツイッターで、李大統領の「天皇謝罪要求」に関するハングルのつぶやきを探してみると、2008年の訪日時に李大統領自身が天皇陛下に訪韓を要請していた事実を知った投稿者たちが、「今さら何を」というトーンで書きこんでいる。

   特に、訪日した際には天皇陛下に「3回も頭を下げていた」李大統領が、いきなり豹変した様子が奇妙に映っているようで、「これまで未来志向と言っていながら、突如天皇を批判して日本との関係が最悪になった」とのツイートが見られた。果ては「(大統領の任期である)4年にわたって嘘ばかりついてきた」との怒りや、「ネズミが吠えた?」と揶揄する声まである。「ネズミ」とは、北朝鮮が李大統領を非難、罵倒する際に用いた表現だ。

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