内閣府は「治安に関する特別世論調査」の結果を2012年8月16日に発表した。それによれば、「日本は安全・安心な国か」という質問に対し、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」の合計が59.7%で、06年の46.1%を大幅に上回った。治安に関しても「よくなったと思う」「どちらかといえばよくなったと思う」が15.8%で同11.3%を上回った。
一方、複数回答で、ここ10年間で日本の治安が「どちらかといえば悪くなったと思う」「悪くなったと思う」と答えた人が1587人いて、治安が悪くなったと思う原因は「地域社会の連帯意識が希薄となったから」が54.9%で同49.0%を上回った。「景気が悪くなったから」と回答した人は47.4%いて、同29.7%を大幅に上回った。
このアンケートは全国の20 歳以上の日本国籍を持つ3000 人に実施したもので有効回収数(率)は 1956 人(65.2%)だった。調査期間は12年7月5日から7月15 日。