有名「心霊スポット」に座ったままの白骨死体 「あまりにリアル」「本当に怖い場所だったんだ」

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   愛知県春日井市にある元老舗旅館「千歳楼」といえば知る人ぞ知る心霊スポット。不法侵入する人が後を断たず「肝試しに行った」などという報告がネットに散見されるが、そこで白骨死体が見つかった、という報道が出て「本当に怖い場所だった」などと驚きが広がっている。

元旅館の中はマンガ「北斗の拳」のようだった

   「千歳楼」は1928年にJR中央線定光寺駅近くの、庄内川沿いの崖にへばりつく形で建設された。高級日本料理が売りで、結婚式場や披露宴会場としても使われたが、90年代半ばの年商10億円をピークに売り上げが落ち、03年に6億円の負債を抱えて倒産した。

  

   経営者の行方がわからなくなってしまい、建物が荒廃し続けると、不法侵入者が相次いで放火や不審火が何度も起こるようになった。数年前から「心霊スポット」として話題になるようになり、ネットでも「巡礼」の報告や、動画を投稿サイト「ニコニコ動画」などに「冒険の記録」を投稿する人も現れた。

   廃墟となった旅館は非常におどろおどろしく、窓ガラスは割られ、鉄格子はぐにゃぐにゃ、建物の中はマンガ「北斗の拳」のようだと感想を述べる人もいた。

   そんな元旅館で白骨死体が見つかったというニュースに、ネットでは「本物の肝試しスポットだったわけか?」などと騒然となった。

   朝日新聞の12年8月15日付けの記事によれば、14日午後11時10分ごろに「白骨遺体がある」と16歳の男性から匿名で通報があった。春日井署署員が確認に行くと、建物の1階部分に性別不明の遺体が座った状態で1体見つかった。遺体は半袖シャツ、ジーパン、下着を2枚ずつ重ね着していて、目立った外傷は確認できなかったという。

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