竹島パフォーマンスに「今後も友好関係で」 サッカーでも「弱腰外交」か

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   ロンドン五輪サッカー男子の3位決定戦で、試合後に韓国代表の朴鍾佑選手が「独島(竹島の韓国側の呼称)」と書かれた紙を掲げた件で、日本サッカー協会は2012年8月14日、韓国サッカー協会からの「遺憾の意」を伝える文書に返事を送った。

   この内容が「弱すぎる」「ヘタレ」と批判されている。日本は竹島領有を主張する韓国に強気に出ることができないでいるが、サッカーでも「弱腰外交」に甘んじているのだろうか。

韓国紙「日本が韓国に和解の意思伝えた」

   日本サッカー協会の大仁邦弥会長は2012年8月15日、札幌ドームで行われたキリンチャレンジカップ日本対ベネズエラ戦の試合後、韓国サッカー協会に対して14日付で返信を送ったことを報道陣に明かした。

   返信の内容は「あのパフォーマンスについては誠に残念だ。両協会はこれまでも友好関係を築いてきた。それはこれからも変わらないし、発展させていきたい」というもの。大仁会長は、「今までもいい関係を築いてきたので、これからも一緒に頑張りましょう、ということ。これからはFIFA(国際サッカー連盟)とIOC(国際オリンピック委員会)がきちんと調査する」と説明したという。

   韓国のスポーツ紙「スポーツ朝鮮」も8月16日、日本から返信があったことを報じている。記事には「日本サッカー協会が韓国サッカー協会に和解の意思を示した」として、大仁会長が「FIFAとIOCの手でこの問題を一日も早く終わらせて欲しいと思う」と話したなどと書かれている。

   大仁会長は8月13日、韓国サッカー協会から謝罪のメール、ファクスを受け取ったと話していたが、韓国の中央日報は「謝罪文ではなく、朴選手の行動が政治的な意図に基づいていないと釈明するためのもの」と報じている。「今後、二度と同じようなことが起きないようにお互い努力していこう」と呼びかける内容もあったとしている。

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