専用練習場、スポーツ科学、IT分析… 「メダル獲得過去最多」には理由があった

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迫田の先発起用もデータ分析で決めた

   2012年8月12日の「真相報道バンキシャ!」(日本テレビ系)では、日本の「データバレーの秘密」が放送された。

   8月9日に行われた準決勝のブラジル戦で、試合開始1時間前に会場入りした日本のスタッフをバンキシャのカメラがとらえていた。このスタッフは「アナリスト」と呼ばれるデータ分析専門スタッフで、試合中に1つ1つのプレーをパソコンに打ち込んで相手チームの攻撃パターンやサーブのコース、各選手の特徴などを分析する。そのデータは眞鍋政義監督が手にするタブレット端末に送られ、監督はそれをもとに戦術を練っていく、という具合だ。

   11日の3位決定戦で、江畑幸子選手に代わって迫田さおり選手の先発が決まったのもデータ分析によるものだ、という。眞鍋監督は試合後に、「今までのデータで、韓国戦は江畑よりも迫田のほうがかなり良かったので、それを信用して迫田を先発にしました。(データでは)スパイク決定率、効果率で15~20%くらい良かったです」と語っている。データをもとに、セッターの竹下佳江選手は迫田選手に集中的にボールを上げた。試合を決めるスパイクを打ったのも迫田選手だった。

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