仮設住宅に暮らす人たちの菜園づくりを支援【宮城発】

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宮城県東松島市:力をあわせてビニールハウスを設置

「ひびきファーム」の皆さまに鍬とスコップをお届けしました。左から2人目は仙台事務所の大松修司(宮城県東松島市、2012年4月25日)
「ひびきファーム」の皆さまに鍬とスコップをお届けしました。左から2人目は仙台事務所の大松修司(宮城県東松島市、2012年4月25日)

   内響(うちひびき)応急仮設住宅では、住民の福田とみこさん が発起人となって自治会長や地域のサポートセンターに呼びかけ、仮設住宅のすぐ近くの土地を借りて、住民の皆さまが共同で使える菜園を作りました。AARは、この「ひびきファーム」に鍬やスコップなどの農具や物置、さらに寒い時期にも農作物を作れるよう、ビニールハウスを提供することにしました。


   5月13日に、内響応急仮設住宅に暮らす男性の方々が中心となって、ビニールハウスを組み立てました。大雨のあとで地面がぬかるんでいる中、AARの職員も一緒に、なんとか一日かかって骨組みを完成させることができました。2週間後の5月28日には、西本願寺・東北教区のボランティアの皆さまが応援に駆け付けてくださり、仮設住宅の皆さまと一緒に、骨組みの上にビニールを貼りました。


   完成したビニールハウスは、10月頃から使われる予定です。ビニールハウス以外の土地はすでに区割りされ、仮設住 宅に暮らす25名ほどの方々がそれぞれに野菜を植えています。「ひびきファーム」で野菜作りをはじめるまでは交流がなかった方々の間で、野菜の育ち具合を比べたり、世間話に花を咲かせる光景が見られるようになりました。

仮設住宅に暮らす「ひびきファーム」利用者の皆さま。力を合わせて、1日がかりでビニールハウスを組み立てることができました(宮城県東松島市、2012年5月13日)
仮設住宅に暮らす「ひびきファーム」利用者の皆さま。
力を合わせて、1日がかりでビニールハウスを組み立てることができました
(宮城県東松島市、2012年5月13日)
完成したビニールハウスの前で、ビニール貼りのために駆け付けてくださった「ひびきファーム」の皆さま、西本願寺・東北教区のボランティアの皆さまと。左端は仙台事務所の大松修司(宮城県東松島市、2012年5月28日)
完成したビニールハウスの前で、ビニール貼りのために駆け付けてくださった
「ひびきファーム」の皆さま、西本願寺・東北教区のボランティアの皆さまと。
左端は仙台事務所の大松修司(宮城県東松島市、2012年5月28日)
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