今年はクマの目撃情報が多い 東北では例年の3~5倍

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これからもっと増えそう

   各県警などのまとめによると、5、6月の2カ月間に、クマの目撃件数(主に人里)が多かったのは、宮城243件(前年同期64件)、秋田154件(同133件)、山形144件(同43件)、福島132件(同33件)など、東北では前年同期比で3倍以上になった県が多い。北関東でも、前年ゼロだった栃木で14件目撃されている。

   環境省の調査でも、4、5月の目撃件数は岩手324件(同60件)、宮城105件(同33件)、福島64件(同15件)青森31件(同7件)など、4~5倍に増え、東北6県の合計は628件と前年の3.3倍という。

   クマは通常、冬の冬眠を終えて春先から活動。本州に生息するのはツキノワグマで、環境省などによると、本来は臆病な動物だが、急に人が出くわすと、暴れる可能性もあるという。同省の担当者は「人里まで下りるのは周囲にエサが少ないことが影響しているのでは」と推測する。昨冬の大雪で、山菜の生育が遅れたとの指摘もある。

   クマの目撃が多いのは、例年は冬眠に向け体を太らせる夏の終わりから秋にかけてで、5、6月に急増するのは異例。このため、8月から秋以降、どれだけクマが出没するか、関係者は今からやきもきしている。

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