食料自給率も下がりそう
農水省によると、コメの1人当たりの消費量は1965年度の年間111キロ(1日当たり1090キロカロリー)から2010年度は59キロ(同580キロカロリー)にほぼ半減。これに対してパンや麺など小麦は1965年度の292キロカロリーから2010年度の329キロカロリーの増加にとどまっている。
このデータは興味深い。現代の日本人はご飯を減らした分、パンや麺類を食べているかというと、そうとも言い切れないからだ。農水省は「現代人は主食のご飯を減らした分、肉などのおかずを食べているのではないか」とみている。
農水省は10日、2011年度の食料自給率を発表したが、前年度と同じくカロリーベースで39%。主要先進国の中では最も低い。コメの需要が減れば、食料自給率も下がる傾向となっている。