日本医学ジャーナリスト協会は2012年9月15日午後 1時半から東京・市ヶ谷の「アルカディア市ヶ谷」で公開シンポジウム「医療事故報道を検証する~医療事故調の議論はどこへ向かうのか」を開く。医療事故の報道は密室の扉を開く役割を果たす一方、患者側と医療側の溝を深めた傾向もある。解決の方法と見られた第三者機関・医療事故調創設の機運も政権交代で進んでいない。そこで同協会は当事者を招き、問題点の整理や今後の方向を探るシンポジウムを企画した。
患者側から永井裕之・医療の良心を守市民の会代表、医療側から佐藤一樹・いつき会ハートクリニック院長、報道側から出河雅彦・朝日新聞編集委員の 3人がそれぞれの思いを述べ、討論、参加者の意見も聞く。永井さんは都立広尾病院事件の被害者、佐藤さんは東京女子医大事件で人工心肺を担当し、報道被害を受けた医師。会費は1000円。問い合わせは同協会事務局 (電話03-5561-2911) まで。