フェイスブックに「賭博ゲーム」 「リアルマネー」で収益拡大ねらう

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   フェイスブックに、ゲーム内のみで使用できる「仮想通貨」ではない実際の通貨(リアルマネー)を賭けることが出来るゲームが初めてお目見えした。

   急拡大したフェイスブックは2012年5月の上場直後から成長性に疑問符が付けられ、株価も伸び悩んでいる。新事業で収益の確保を狙うが、今後の広がりは未知数だ。

「リアルマネーによる賭博は英国では一般的で、適切に監督されている」

フェイスブックでスタートした「ビンゴ&スロッツ フレンジー」(Bingo & Slots Friendzy)。今は英国でしかプレイできない
フェイスブックでスタートした「ビンゴ&スロッツ フレンジー」(Bingo & Slots Friendzy)。今は英国でしかプレイできない

   フェイスブック上で2012年8月7日にサービスが始まったのは、英国で賭博サイトを運営している「ゲームシス」社が開発した「ビンゴ&スロッツ フレンジー」(Bingo & Slots Friendzy)。これまでにも、「フェイスブッククレジット」と呼ばれる、フェイスブック内でのみ通用する通貨を使ったゲームはあったが、クレジットカードを使って実際の通貨を賭け、勝った場合には賞金が得られるゲームは初めて。

   ゲームの内容は至って単純で、ビンゴゲームやスロットマシンのゲーム約90種類が遊べるようになっている。利用上限額を設定でき、ギャンブル中毒による被害を抑えられるとしている。

   フェイスブックでは、英BBCに対して、ゲームはフェイスブックと共同で製作したものではなく、ゲームシス社が単独で運営していることを強調。

「リアルマネーによる賭博は英国では一般的で、適切に監督されている。そのため、パートナー企業に対して、安全で管理された環境で、フェイスブックをプラットフォームとした成人向けゲームを提供することを許可した」

とコメントしている。

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