マツコと有吉がテレビ番組で大爆笑した 「チャージマン研!」って何だ?

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   ネットの一部でカルト的な人気を集めているアニメ「チャージマン研!」。それがテレビで「日本人なら知っておくべきアニメ」として紹介されたと話題になっている。

   このアニメは地球侵略を進める宇宙人を迎え撃つ少年ヒーロー「研」が主人公。SFアニメの王道なのだが、「見るものを不安にさせるシュールすぎる展開」が売りで、アニメが流れると、番組の収録スタジオは爆笑に包まれた。

40年前の予算が無いアニメは静止画が続く

   「チャージマン研!」を紹介したのは2012年8月8日放送のテレビ朝日系「マツコ&有吉の怒り新党」。この番組は、視聴者が気になっていたり、知りたいと思っている話題を取り上げ、マツコ・デラックスさんと有吉弘行さんがその内容について議論するという形で番組が進行する。「チャージマン研!」を取り上げたのは視聴者からのリクエストが最も多かったからだ。マツコさんも有吉さんもこのアニメは知らなかった。

   アニメが放送されたのは1973年で、月曜日から金曜日までの10分枠で全65話が制作された。当時は特に人気が高かったわけではないが、現在のアニメとのギャップがあまりにも大きく「突っ込みどころ満載」のアニメとして2000年頃から再び注目されることになった。特に動画投稿サイト「ニコニコ動画」では、このアニメを使ったMAD(二次創作物)が08年頃から大量に公開され、閲覧数が120万を超えているものもある。また、「ニコニコ動画」内の同アニメコミュニティー参加者は1万4000人を超えている。

   番組では「チャージマン研!」を超低予算で作られたアニメであると紹介。予算がないため

「寝ちゃったのかと思うほど長い間、静止画が続き、日本アニメ史に残る『尺余り』が頻繁に出てくる」

とした。予算が無いため絵の枚数が少なくなりアニメなのに静止画が目立つ。「尺余り」というのは、ストーリーが終了しても放送時間が残っているという意味で、例えば16話は48秒余ってしまった。余った部分は主人公の研と妹をこれといった意味も無く自宅の部屋を走らせた。

地上波で再び拝めるとは夢にも思わなかった

   話の展開もシュールでキテレツなものが多く、例えば3話では宇宙人が人間を食べる蝶を何百万匹も放つと、研は光線銃のようなもので1匹ずつ撃ち落した。地球は救われたのだが、研の妹の「蝶がかわいそう」というセリフで終了する。35話は世界的に有名な博士の頭に宇宙人の手によって爆弾が埋め込まれる。研は博士を空飛ぶ乗り物で連れ出し、何の説明もなくいきなり博士を放り出し、宇宙人の基地の上で爆破させる、といった展開だ。

   ネットでは「チャージマン研!」が地上波で紹介されたため、認知度がさらに高まると喜んでいる人が多い。「ニコニコ動画」のコミュニティーの掲示板には

「まさか地上波で再びチャー研を拝める日が来るなんて・・・」
「とってもすばらしい内容だった。放送中はずっと笑いが止まらなかったとは夢にも思うまいw」
「うーん面白かった。ちゃんとまとめててくれてよかった」

などといった書き込みが挙がっている。

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