「なでしこ佐々木監督、ごめんなさい」  4強進出で「引き分け指示批判」吹っ飛んだ?

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ブラジル監督「優勝候補にふさわしくない」

   試合前にはネット上で監督を批判していた人が、好結果が出て一転「ごめんなさい」と書き込む――。似たような現象が、2010年のサッカーW杯南ア大会でも見られた。岡田武史監督率いる日本代表は大会前、調子が上がらずに下馬評は決して高くなかった。岡田監督への批判が相次ぎ、予選リーグ全敗の予想まで出たほどだ。ところがふたを開けてみれば、2勝1敗で見事16強入りを果たした。予選突破を決めたデンマーク戦後、ネット掲示板には「岡田監督に謝ろう」と、続々と謝罪コメントが投稿されていった。

   だが、なでしこの場合はW杯を制した「チャンピオンチーム」。4強入りしただけでは完全に「引き分け騒動」を払しょくできないかもしれない。佐々木監督は「我々は五輪では挑戦者」と強調しているものの、日本中が期待しているのは金メダルとハードルが高いからだ。

   各国もなでしこを「目標」として戦っている可能性は高い。ブラジルのバルセロス監督は敗戦後、日本が守備的な戦術をとったことに失望するようなコメントを発したうえ、「今日のようなプレーを続けるなら、優勝候補と呼ばれるにはふさわしくない」と話したという。負け惜しみにも聞こえるが、なでしこが「女王」と見られているからこその「嫌み」だったとも考えられる。ブラジル戦の勝利で批判はいったん静まった形だが、外野の声を封じるためにはあと2試合、勝ち続けるしかなさそうだ。

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