「裁判官は見る目ない」ネットで怒りの声 「闇サイト殺人」無期受刑者、別の殺人でも逮捕

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   2007年に名古屋でOLが3人の男に拉致・殺害された「闇サイト殺人事件」で、無期懲役が確定した堀慶末受刑者(37)が、1998年に愛知県碧南市で起こった夫婦殺害事件に関わったとして強盗殺人容疑で逮捕された。

   堀容疑者は一度死刑判決を受けたものの、「犯罪性向が強くない」などとして二審で無期懲役とされ、ネットでは裁判所や判決を批判する書き込みが多数寄せられている。

「生活歴から犯罪性向が強いとは言えず、矯正可能性もある」

   これまでの経緯をまとめると07年8月、堀容疑者はネット上の「闇サイト」で知り合った男2人と共謀し、帰宅途中のOL(当時31歳)を拉致。現金を奪い、首を絞めるなどして殺害した。

   共謀した神田司死刑囚は一審の死刑判決が控訴取り下げにより確定。一方、自首した川岸健治受刑者と、堀容疑者は一審で死刑判決を受けたが、二審では「生活歴から犯罪性向が強いとは言えず、矯正可能性もある」として無期懲役判決となった。検察側は死刑を求めて上告していたが、2012年7月11日付けで棄却し、無期懲役が確定していた。

   今回明らかになった容疑では、堀容疑者とともに無職、佐藤浩容疑者(36)と建築作業員、葉山輝雄容疑者(43)が逮捕された。3人は98年6月に碧南市のパチンコ店店長の馬氷(まごおり)一男さん(当時45歳)宅を訪れ、馬氷さんと、妻の里美さん(当時36歳)を窒息させて殺害し、現金6万円を奪った疑い。報道によると、3人とも容疑を認めているという。

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