「やっぱり猫が好き」「古畑任三郎」などの作品で知られる脚本家・三谷幸喜さん(51)が、2011年に離婚した元妻で女優の小林聡美さん(47)を「まだ好きなのでは?」「あきらめきれないのでは」という説が浮上している。
週刊誌には「小林さん宅の近くのコンビニによく出没している」とも書かれている。真偽のほどは明らかでないが、「やはりまだ未練があるのか」などと話題になっている。
コンビニ店長に「今日も三谷さん来てましたよ」?
2012年7月24日発売の「女性自身」には、小林さんが住むマンションのすぐ近くのコンビニで三谷さんがよく目撃されていると書かれている。このコンビニは三谷さんが結婚していた頃から飼っているラブラドールレトリバー「とび」の散歩コースに入っているが、愛犬を連れていないときもそのコンビニを利用するそうだ。記事には芸能関係者の話として、小林さんがコンビニ店長に「今日も三谷さんが深夜に買い物に来ていましたよ」と言われ、知人に「もう、うんざり」と漏らしていると書いてある。
三谷さんと小林さんは11年5月、約15年半にわたる結婚生活にピリオドを打った。報道機関に連名で送ったファクスでは、離婚の理由について「この結論に至った、これといったはっきりした理由があるわけではありません。ただ、長く生活をともにしている間に、考え方や価値観の小さな違いが積み重なり、それがだんだん大きくなってしまったようです」と説明した。また、三谷さんの朝日新聞夕刊の連載「三谷幸喜のありふれた生活」(11年5月26日付)には、連載に小林さんの話を書きたかったが、小林さんは嫌がったことなど些細な考え方の違いが大きな溝となり、「今後はそれぞれの『生き方』に従って、それぞれの道を歩むことを決めたのでした。決して喧嘩別れではありません」と書かれていた。
離婚の原因については「長年飼っていた猫が死に、子どももいなかったので2人をつなぎ止めるものがなくなってしまったから」「三谷さんの女性問題のせい」などさまざまな憶測が飛び交ったが、本人たちからそうした話は出ず、詳しい離婚原因は不明のままになっている。
一時は離婚で落ち込んでいた
女性自身の記事について、2ちゃんねるでは記事の信ぴょう性を疑う意見が多く書き込まれている。一方、「三谷はエッセーでは小林にベタ惚れしてるみたいだった 彼女がいないと自分はダメ、みたいな 変わってるから次の相手探すのもなかなか難しいのかな」「三谷の気持ちはわかる 女は小林みたいになったらもう復縁不可能なんだろうけどさ」といった「未練あり」の見方も少なくない。
三谷さんは11年11月7日放送の「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK)で、離婚後に町内会の班長として、各家庭から募金を集めている様子を密着取材されていた。三谷さんは「町内会の班長がよりによってこの時期に来てしまったという最悪の状況ですね。そして今うちは奥さんが荷物を運び出している、そういう状況下で回らないといけない…」と話し、自宅から小林さんの荷物を積み込んでいる引っ越しトラックの横を寂しげに通り過ぎた。そして「直接こういう物語を書くことはないと思いますけど、結構自分の中でハードな時期に、家庭のことをやらなきゃいけないシチュエーションみたいなね、何かに使えるかなという気がしてますけどね」と、離婚に落ち込んでいることを匂わせつつ、それも仕事に活かそうとしている様子だった。
番組内では「仕事以外のことには無頓着。やり方もすぐに忘れてしまう」というナレーションも流れていた。
三谷さんは12年2月、伝統ある劇場芸能の保存、向上に貢献した人に贈られる「第33回松尾芸能賞」大賞、4月には東宝の演劇賞「第37回菊田一夫演劇賞」大賞を受賞した。6月27日には自身が執筆した本格小説「清須会議」が発売されたほか、チェーホフの「桜の園」を三谷さん流に演出した演劇「三谷版『桜の園』」を6月から7月にかけて上演。8月11日からは初の文楽作品「其礼成心中」が上演される。寂しさのうかがえる私生活だが、仕事面はますます絶好調のようだ。