「大阪都」構想の実現を念頭において公募した市内の24区長のうち22人が2012年8月1日、正式に区長に就任した。橋下徹市長は欠席した1人をのぞく21人に対して辞令を交付。交付式後、そのまま区長らを従える形で記者会見に臨んだ。
冒頭、橋下市長は、
「(会見の)前半部分は区長に対して、厳しく、僕に対してやっているのと同様に個別に(質問を)やってください。区長はもう責任者ですから、就任前に色々情報を取材して持っていると思いますので。時間無制限でやります」
と宣言。区長に対して質問するように記者に呼びかけた。
さらに、「(広報誌の)『市政だより』も今回をもって終了し、『区政だより』に1本化する」とも断言。区長ごと、エリアごとの記者会見を充実させたい考えを示した。
その上で、
「これまで僕1人でやってきたが、『24人+僕』ということで、25人が外からの感覚を持って行政組織に対する疑問をぶつけてもらう。住民の身近なところで物事を決めていく」
と、公募区長に対する期待を口にした。