「どじょう」野田首相の散髪代がうなぎ上り 1000円→4515円→12600円→ついに2万円?

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   「ドジョウのように泥臭く、国民のために汗をかきたい」。首相就任当時にそんな演説をして庶民派をアピールした野田佳彦首相(55)だが、このところなぜか散髪代がうなぎのぼりだ。

   就任当時は、10分1000円の「QBハウス」を利用していると言っていたが、それが4515円の一般的な店になり、高級ホテル内の1万2千円のヘアサロンに変わり、現在は2万円を超えることもある、個室付きの高級店になっているという。

「美の真髄を追求」「最高のおもてなし」

野田首相の散髪代がうなぎのぼりに
野田首相の散髪代がうなぎのぼりに

   野田首相が「QBハウス」を利用していると話題になったのは2011年9月。ここは顔そりや洗髪を省くことで低価格を実現している。「安くて早い」と財務相だった2月下旬ごろから月に一回通うようになった。また親族も「山田うどんや吉野家といったところが好きですね」とワイドショーで語り、「どじょうの精神」を持つ庶民派首相をアピールしていた。

   それが、今では超高級散髪店に通っているのだ。

   首相の1日の行動を新聞各紙は「首相動静」で毎日報じているが、2011年11月7日夜に訪れたのは、東京・新宿区の「銀座マツナガ新宿店」と記載された。払ったのは4515円だったそうだが、1000円散髪イメージがあるため、大手新聞はこぞって「異変」を取り上げた。全国理容生活衛生同業組合連合会(全理連)から「1000円では『デフレ脱却』という首相の政治テーマに反する」と抗議されたからではないか、と報じる新聞もあった。

   そして首相の散髪インフレは益々加速する。11年12月23日と12年2月11日、3月24日は「銀座マツナガ」の東京・銀座店、八重洲店を訪れ、「銀座マツナガ」チェーンがホームグランドになったと思われたが、4月22日は東京・紀尾井町のホテルニューオータニの理容室「ヘアサロンONO」という高級店を訪れた。同店に話を聞いてみると料金はカット、シャンプー、剃り全て込みで1万2千600円だそうだ。

   5月27日は東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急のスパ&バーバー「カージュラジャティアド」で散髪した。この店は「美の真髄を追求」「最高のおもてなし」をすると公式ホームページに書かれていて、値段はシャンプー、カット、髭剃りなどの基本メニュー「ヘアカットベーシックコース」がビジターで1万3860円。この上の「ヘアカットプレミアムコース」は1万7430円。ただ、オプションがいろいろあり、客単価は2万円を超えるとみられる。

「首相個人のプライバシーに関わりますのでお話できません」

   首相は7月8日もこの店に行って散髪をしているのだが、いったいどんなコースでいくら支払ったのか。同店に問い合わせてみると、

「首相個人のプライバシーに関わりますのでお話できません」

ということだった。

   野田首相の散髪が超インフレ状態になっていることについてネットでは、

「どじょうがうなぎに出世したのか?」
「マニュフェスト反故にし、消費税で国民の生活苦しめ、自分は生活ランクアップって精神腐ってる」
「どこで散髪しても変わり映えしないのなら1000円散髪でいいだろ」

などといった意見がネットの掲示板やブログに出ている。

   なぜ超高級店に行くようになったのか。

   J-CASTニュースが野田首相の衆議院事務所に問い合わせたが、2012年7月30日は1日中留守のようだった。地元の船橋事務所に聞いてみたところ、

「地元で活動しているときは、1000円カットではなく、いわゆる一般的な散髪店に通っていました。なぜ高級店に行くようになったかはわかりません」

ということだった。

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