「日本メディアも判定を批判」 あまりにひどい韓国「こじつけ」報道

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   ロンドン五輪柔道男子66キロ級の準々決勝で、一度出た判定が覆るという前代未聞の事態が起きた。この判定のやり直しで白星を獲得する形になったのが日本の海老沼匡(えびぬま・まさし)選手だが、逆の立場だったのが韓国の曺準好(チョ・ジュンホ)選手。

   前日にも、競泳で韓国選手に対する判定が覆るという出来事があっただけに、韓国側の反発は強い。中には、海老沼選手が「曺準好が勝ったのが正しい」と語った、などと真偽不明な情報を報じる韓国メディアもある。

   問題とされた準々決勝は2012年7月29日(現地時間)に行われ、一度は有効とされた海老沼選手の小内刈りが判定で取り消された後、主審と副審計3人による判定に持ち込まれた。その結果、海老沼選手は0-3で敗れ、会場は日本側からの大ブーイングに。審判委員(ジュリー)からの指摘で判定がやり直しとなり、今度は海老沼選手の優勢を示す白旗3本があがり、海老沼選手の勝利となった。

   海老沼選手は3位決定戦でも勝利し、銅メダルを獲得。曺選手も敗者復活戦と3位決定戦を勝ち抜いて、同様に銅メダルを獲得している。

前日には競泳でも判定が覆る

   実は韓国チームは、その前日の7月28日にも、苦い思いをしている。

   競泳の男子自由形400メートルで銀メダルを獲得した朴泰桓(パク・テファン)選手は、予選でゴールした際はフライングだと判定され、失格だとされた。即座に韓国チームが国際水泳連盟(FINA)に異議を申し立て、FINAがスタートラインに設置されたカメラの映像を確認したところ、主張が認められて失格が取り消され、決勝への出場が認められたという経緯がある。朴選手は08年の北京五輪では金メダルを獲得しており、2連覇を期待されていただけに、「トラブルが尾を引いて金メダルを逃した」との見方も根強い。

   このような背景もあって、今回の柔道の判定をめぐっては、韓国メディアも強く反発している。テレビ解説者は「柔道史にないことだ」「そんなばかなことがあるか」と憤ったほか、アナウンサーは「今日のことは、わが国民は必ず記憶するだろう」と怒りをぶちまけた。中央日報は、

「あきれるような判定で日本選手に勝利を奪われた」

と判定を批判した。

   同紙では、自分の判定が覆されたブラジル人審判が

「『審判委員長のロボットのような役割はもうしたくない』とし、宿舎を出てブラジルに帰る準備をしている」

とも報じている。

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