「言うこと聞かない」パチンコホール 警察が広告・宣伝規制の強化に動く

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中小のパチンコホールの「貸し渋り」再燃か?

   パチンコホールの営業認可数は1万2479件(2010年、警察庁調べ)ある。一方、企業情報の帝国データバンクによると、2009~11年のパチンコホールの倒産は減っている。11年の倒産は22件が発生。前年に比べて6件(21.4%)減少した。

   過去10年間のピークである07、08年(各72件)と比べると3分の1以下に減り、負債総額の49億400万円も前年比76.5%減と大幅に減った。倒産のピークだった07年の1722億6200万円と比べると97.2%減の激減だ。

   帝国データバンクの早川輝之氏はこの状況を、「パチンコホールの淘汰が一巡しました。新規購入台数や広告・宣伝費を抑えることで経費を節減し、資金繰りに余裕をもたせています。金融機関の融資も戻りつつあります」と説明する。

   週刊現代が最近特集した「日本の大金持ち」でも、パチンコ関係者の名前が目立った。

   とはいえ、広告・宣伝規制の強化は中小のパチンコホールからじんわりと効いてきそうだ。「金融機関は財務状況がはっきりしない中小のホールには厳しい態度で臨みます。集客力が弱まり、財務が悪化した中小のホールから倒産していくことはあります」と、早川氏はいう。

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