うなぎ高騰で土用丑の日に異変 「豚バラ蒲焼」に「ナス重」と代替大ヒット

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

豚バラ「蒲焼」と「キザミ」が当初予想の10倍売れる

   そんな中でバカ売れしているのが太田市の食堂のような「なんちゃってうなぎ」。伊藤ハムが12年5月、「うなぎの価格が高騰しているための代用商品」として新発売した「豚バラ蒲焼」と「豚バラ蒲焼キザミ」が、当初予想の10倍売れ、なかなか手に入らない状態になった。これはブタのバラ肉をうなぎのタレで焼いたもので、「豚バラ蒲焼キザミ」をご飯の上に乗せると、うなぎに見えなくも無い。伊藤ハム広報では、

「品切れにならないよう供給に配慮したが、この売れ行きは年間を通じての定番商品として打ち出せる状態です」

と自信を深めている。

   2012年7月27日の昼に都内の定食店に入ってみると、「さんまの蒲焼丼」を500円で出していた。今までは土用の丑の日にこの値段で「うな丼」を出していたが、採算が合わないため変更したのだという。

「せめてさんまで土用の丑の日気分を味わってもらえれば…」

と店主はすまなそうに説明していたが、店内は「さんまの蒲焼丼」の注文が多く、サラリーマン達は嬉しそうに食べていた。

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