お笑い芸人の東野幸治さん(44)が再婚を果たしていた。お相手は、11年前に離婚した元妻(40)。一度離婚した相手と再婚するというのは、芸能界でも前例があるが、果たして上手くいくのだろうか。
2012年7月26日発売の「女性セブン」(小学館)など、これまでの報道をまとめると、東野さんは1991年に当時女子大生で、東野さんのファンだった前妻と結婚。その後、2人の娘にも恵まれたが、01年に「価値観の相違」という理由で離婚していた。
「小さな幸せをつかんだんだよ」
しかし、04年に都内の3LDKのマンションで籍を抜いたまま再び同居を始める。前妻とは寝室は別だったというが、東野さんは当時テレビ番組で「嫁と子どもが帰ってきまして、これはありがたいな、と感謝しております」と話していた。
その後、一緒に生活するうちに家族の将来を考えるようになり、前妻と何度も話し合いを重ねた結果、2011年初めに再び籍を入れた。親しい芸人仲間から「愛情がない」「本気で人を好きになったことがない」などと揶揄される東野さんだが、最近は、東野さんが前妻のことを大好きなのだそうだ。
報道を受け、東野さんはブログに「恥ずかしながら元嫁と復縁。ひっついたり離れたりしているので世間様にいちいち報告するのもみっともないので黙っていたんだが復縁してたんだよ。小さな幸せをつかんだんだよ」と投稿している。
「より戻してもまたトラブルは起きる」
一度離婚した妻と再婚するというのは芸能界では俳優の故・山城新伍さんと、女優・花園ひろみさんの前例がある。この2人は最終的には再び離婚してしまったが、どのような心情なのだろうか。
夫婦問題を対象にしたカウンセリングを行っている「@はあと・くりにっく」(東京都渋谷区)の臨床心理士、西澤寿樹氏は、まず、一度離婚した相手との再婚は「一般的には比較的よくあることです」と語る。
離婚する理由として「愛情がなくなった」というのがよく使われるが、「愛情のあるなしというよりもトラブルが元で衝突して、お互い引っ込みがつかなくなって離婚してしまうということが多い。トラブルというのは、浮気だけではなく、子育てに協力してくれないとか、話を聞いてくれないとか様々です。トラブルが続いて時間が経つと、愛情がなくなったと錯覚するのです」と説明する。
離婚で力尽きてしまい、一方が「もういっか」となるとよりを戻すのは難しいが、「元々その2人がくっついたのには理由があります。幸せだったときの記憶もあるかも知れませんし、戻るのはある意味自然です」。その上で、一度別れた2人がよりを戻して上手くいくかについては「ケースバイケースですが、よりを戻してもまたトラブルは起きます。そこで同じように対応したらまた同じことになる。前より我慢強くなるとかではなく、どうやって本質的な対応をしていくかでしょう」と話していた。
お笑いコンビ、スピードワゴンの井戸田潤さんにも、前妻の女優、安達祐実さんとの復縁報道が度々出ている。井戸田さんは26日、ツイッターで「ふ...ふくえん 凄い! 東野さん おめでとうございす」と投稿。 一方で自分については同日のイベントで「うちはだめ、向こうが強烈なNGを出してますから」と再婚の可能性を否定。2回復縁を迫ったが安達さんに「結構です」と断られたということだ。